Verilog、VHDL、SystemVerilog、e言語を使用するハードウェア設計および検証エンジニアのための、よりシンプルで高速なデバッガ。
DVT DebuggerはDVT Eclipse IDEへのアドオン機能です。
すべての主要なシミュレータと統合し、高度なデバッグ機能を提供します。
DVT Debuggerは、ユーザがコーディングしている画面上からデバッグできる点が特長です。ソースコードを理解するためのエディタと、変数の値を調べたり、ブレイク・ポイントを設定、有効、無効にしたり、シミュレーションを進めたりするために、シミュレータとの間を絶えず切り替える必要が実質的になくなります。
デバッガを導入する場合、シミュレーション・フローの変更は最小限で済みます。シミュレーションをデバッグ・モードで起動し、シミュレータ固有の引数を使ってDVTコミュニケーション・ライブラリを指定します。DVT Eclipse IDEには、デバッガ導入に役立つデバッガ設定例が同梱されています。
シミュレータはネットワーク・ソケットを通してDVT Eclipse IDEと通信します。例えば、「GUIジョブ」マシンからシミュレーションを実行する強力な「バッチジョブ」マシンに接続できます。また、ソースコードが利用可能なマシンから、ソースコードが暗号化されているマシンに接続することも可能です。
特長
・DVTデバッグ画面は、Verilog、SystemVerilog、VHDL、e言語など、主要なHDLやHVLのデバッグに特化したGUIレイアウトです。ステップ・オーバー、ステップ・イン、レジュームなどのシミュレーション・コントロールが可能です。また、エディタやいくつかの専用ビューにシミュレーション・コンテキストが表示されます。
・ブレイク・ポイント・ビューでは、すべてのブレイク・ポイントを素早く確認したり、特定のブレイク・ポイントを有効/無効にしたり、条件付きブレイク・ポイントを定義したりできます。
・デバッグ・ビューは常にエディタに接続されており、コール・スタックを上下に移動し、シミュレータが停止したスタック・フレームに対応するアクティブ行を確認できます。
・変数ビューには、現在の関数の引数、ローカルに宣言された変数、クラス・メンバ、モジュール・シグナルなど、デバッグ・ビューで選択されたスタック・フレームに関連する変数が表示されます。ユーザはこのビューから実行時に変数値を変更できます。
・式ビューでは、式の定義と監視を行うことができます。エディタで式を選択し、式ビューにウォッチを追加することで、複雑な式をチェックすることができます。
・コンソール・ビューにはシミュレーション出力が表示され、シミュレータ・コマンドを入力できます。
・、DVT Eclipse IDEのエディタ上でダブル・クリックするだけで、特定の行にブレイク・ポイントを追加できます。シミュレータがブレイク・ポイントにヒットするたびに、エディタは対応する行をハイライトします。
・変数名にカーソルを合わせると実行時の値が表示されます。
DVT Debuggerを選ぶ理由
1.コードを書いている画面からデバッグ可能、ブレイク・ポイントの追加、ステップ実行、コール・スタックの上下移動、値の変更など、よく使うデバッグ操作はDVT Eclipse IDEからワンクリックで実行可能
2.ランタイム・コンテキストはシミュレータから自動的に取得されるので、不必要なプリント文や他の追加コマンドを使う必要がありません。コール・スタックとローカル変数は、シミュレータがブレイク・ポイントにヒットするといつでも表示可能
3.DVT Eclipse IDEのすべての機能を利用して、コードをナビゲートし、理解することができます:ハイパーリンク、階層ブラウズ、使用法の検索やトレースなど多くの機能をサポート