Silexicaが次世代基地局向けに富士通と提携
- 厳しいリアルタイムに対する要件を、最低化されたソフトウェアコードによって達成
- 成功した無線通信プロジェクトでは、SLXで得た結果を富士通のソフトウェアコードに適用
- 将来の4G/ 5GプロジェクトにてSLXを活用する長期契約
2018年 1月16日– マルチコア・プログラミング・ソリューションのリーディング・プロバイダであるSilexicaは、日本における先進的な無線通信製品向けに、情報通信技術(ICT)のリーディング・カンパニーである富士通株式会社と提携したことを発表しました。
富士通は、マルチコア・プロセッサを使用した4Gシステムの並列化と高速化に成功したSilexicaのSLXを使用します。富士通は、次世代基地局プロジェクトのソフトウェアコードにその結果を適用しました。
富士通株式会社 ネットワークプロダクト事業本部 モバイルネットワーク事業部事業部長 谷口正樹氏のコメント:
「IoT時代の到来は、モバイルデータ・トラフィックの急速な拡大を見せています。これによってより多くの電力と、前例のない大量のデータをリアルタイムに転送することが要求されます。これの課題を解決するために、私たちは基地局のパフォーマンスを最適化する上で最適なツールとしてSLXを選択しました。
このプロジェクトでは、無線通信プロトコルのリアルタイム性能要件を満たすために効率改善が必要でした。富士通のエンジニアは、SLXを使用してコードを分析、最適化、実装することにより、最先端のマルチコア・システムの性能を最大限に引き出すことができました。」
SilexicaのCEO、Maximilian Odendahlのコメント:
「今後も富士通と協力して、最先端の通信プロジェクトを引き続き提供していきたいと考えています。 「ソフトウェアを最新のマルチコア・プラットフォームに移行するプロセスを自動化することは、ハードウェアを最大限に活用する唯一の方法です
Silexicaは、アーキテクチャ探求、キャッシュ解析、スレッド化されたコード解析など、過去18カ月間に渡り多くのプロジェクトで富士通に協力してきました。両社のパートナーシップは、今後もさらに深化し、新しい分野に展開されていきます。」
Silexicaについて
Silexicaは最先端のコンパイラに関するノウハウと、ヘテロジニアス認識性によって可能になるユニークなプログラミング技術を提供することで、ソフトウェアのプロがマルチコア・プロジェクトを理解することを支援します。数々の受賞歴があるSLXのテクノロジは、絶対的なコードの理解を可能にすることで、最も困難なマルチコア・システム要件を満たすのに役立ちます。
Silexicaは、RWTHアーヘン大学をスピンオフし2014年に設立されるとすぐに、マルチコア・プログラミング・ソリューションのリーダーとして拡大しました。米国、ドイツ、日本のソフトウェア・エキスパートのチームは、自動車、無線、その他急速に変化している業界の市場をリードする顧客と協業しています。
内容に関する質問等は kawahara@nextream-local-site-2022-jan.local までご連絡下さい。