Mentaは2007年の創業以来、ASICやSoCに実装可能なeFPGA IPを提供しています。
FPGAの柔軟性をASICに統合することで、幅広いアプリケーション向けに、カスタマイズ可能で費用対効果の高い高性能なチップを開発できます。
MentaのeFPGAはスタンダード・セルをベースとしており、あらゆるファブ、ノードに対応可能です。eFPGAの互換性、柔軟性、再構成性と、Menta独自の最新ソフトウェア・ツールであるOrigami Programmer®を組み合わせることで、設計者は先進のASIC, SoCを容易に開発出来ます。
特長
・柔軟性
eFPGAをチップに統合することで、ハードウェアを変更することなく標準規格の仕様変更に対応したり、各国のセキュリティ要件に合わせることが可能
・費用対効果
eFPGAをASICに搭載することで、外部のFPGAが不要になり、部品調達コスト、消費電力を削減できます。
・市場投入までの時間短縮
eFPGAによってチップの機能を変更できるため、市場投入までの時間を短縮できます。市場投入までの時間が極めて重要なAI、通信、家電、自動車等の産業において特に有利です。
・パフォーマンスの最適化
MentaのeFPGAアレイの中にカスタムロジックを実装することで、パフォーマンスの最適化が実現できます。これにより処理の重たいアルゴリズム等を効率良く処理できます。
・電力効率
従来のFPGAと比較して、eFPGAではオフチップ通信を無くし、インタコネクトのオーバーヘッドを低減することで、高いエネルギー効率を実現できます。電力制約のあるモバイル機器やIoTデバイスに最適です。
・セキュリティ
MentaのeFPGAはIP毎に固有のウォータマークをもったビットストリームが生成されるため、悪意のある攻撃が有っても、ビットストリームをリバース・エンジニアリングすることは事実上不可能です。
・スケーラビリティ
MentaのeFPGAではLUT数、メモリブロック数、信号処理ブロック数の全てを変更可能ですので、対象のデザインに応じた最適な構成を実現できます。
Mentaの製品
ソフトIP:
Menta eFPGA IPコアはデザインの仕様に合わせて、柔軟にカスタマイズ可能です。またソフトRTLもしくはハードGDSⅡ IPとして提供され、サードパーティ製のスタンダード・セルにて実装可能です。また、あらゆるファウンドリの全てのプロセス・ノードに実装可能なeFPGA IPをわずか数日で提供できます。また物理実装段階で対放射線仕様にすることも可能です。
Origami Programmer:
Mentaは、使いやすく直感的に操作できる、完全自社製のOrigami Programmerを提供しています。Mentaのお客様は、他のFPGAツールを購入したり使用したりする必要はありません。Origami Programmerを用いて、ユーザのRTLを論理合成、配置配線するだけで、Menta eFPGA向けの最適なビットストリームが生成されます。
また、Origami Programmerはスタンドアロン、またはAPIを用いて自社のSDKと接続することで、SoCプロバイダとそのエンドユーザーに配布できます。

Menta Starter Pack:
MentaではMenta Sterter Pack (MSP)を用意しております。MSPはeFPGAの複雑な仕組みに対する理解を深め、設計を迅速に開始するために用意された教育プログラムです。
MSPにはお客様のオフィス、またはフランスのソフィア・アンティポリスのMenta本社で実施される2日間のトレーニングが含まれています。トレーニングではeFPGAのアーキテクチャ、実装、シミュレーション、テストの詳細などあらゆる側面について解説します。
トレーニング終了後、お客様はOrigami Programmer、サンプルRTL、専任FAEによるサポートに6週間アクセスできます。
MentaのeFPGAを用いた応用例
自動車/モビリティ | IoT/インダストリアルIoT | エッジサーバと通信 |
自動運転システムの性能向上、電気自動車の電力管理の最適化、スマート交通インフラにおけるシームレスなコネクティビティの実現など、eFPGAは比類のない汎用性を提供します。さらに、eFPGAはセキュリティ対策の強化にも貢献し、動的な暗号化および認証プロトコルによって車両内ネットワークの機密データを保護します。eFPGAは、将来を見据えた自動車設計と迅速なイノベーションを可能にします。
自動運転/人工知能 Menta eFPGAは、広い帯域幅と非常に低いレイテンシにより、ADASビジョン・アプリケーションなどのニューラルネットワーク・アルゴリズムを効率的に実装できます。MentaのeFPGAは、状況認識や意思決定アルゴリズムに最適です。 | 自動車のセキュリティ 電子システムのセキュリティは極めて重要であり、車両のような生命に関わるシステムにおいては特に重要です。MentaのeFPGA上で暗号化/復号化アルゴリズムを実行することで、アルゴリズム現場で更新することが可能になります。 |
モータ制御:車両性能の向上 モータ制御には、フィルタやフーリエ変換の高速処理が必要です。これらの処理には、環境の変化や部品の経年劣化などを考慮した更新可能なシステムが必要です。MentaのeFPGAは高速かつ低消費電力のFFT等をDSPブロックに実装し、更新できます。 | リスク低減 今後の自動車では、7nmや、5nmのテクノロジ・ノードで設計されたチップが利用されるようになるでしょう。MentaのeFPGA IPを使用することで、リスピンのリスクを軽減し、マスクコストを削減し、市場投入までの期間を短縮することができます。 |
eFPGAをSoCに組み込むことで、比類のない柔軟性と適応性を与えることができます。即ちチップ完成後でもハードウェアを動的に再構成できます。この革新的なテクノロジにより、IoTおよびIIoTデバイスは、コストのかかるチップの再設計や交換をすることなく、多様化する要件に迅速に適応し、パフォーマンスを最適化し、機能を拡張することができます。
IoTセキュリティの確保 IoTにおけるセキュリティは非常に重要です。Menta eFPGA IPを用いて暗号化/復号化アルゴリズムを実行することで、より強固なアルゴリズムに現場で更新できます。 | スマートセンサ eFPGAを用いることで、同じチップを複数の市場や顧客に提供することが可能です。また、開発期間の短縮と、ボード上にFPGAを追加する必要がなくなります。メモリを追加することも可能です。この用途は、350nmから先端技術ノードまで利用可能です。 |
IoTにおけるAIパフォーマンス向上 AIアルゴリズムに最適な演算ブロックを統合することで、最高のパフォーマンス、面積、消費電力を実現します。eFPGAにサードパーティ製メモリを統合し、メモリ内演算能力を上げることで、FPGAと比較してエネルギー効率を10倍向上できます。 | コスト低減 インタフェースや最終段階での修正に使用される小さなFPGAの代わりに、eFPGAをIoT向けSoCに組み込むことでFPGAが不要になります。これによりコストを最大10分の1に削減できます。 |
eFPGAのもつ柔軟性と処理性能によって、アプリケーションの要求仕様に合わせてエッジデバイスを適応・進化せることができます。eFPGAをASICやSoCに搭載することで、エッジデバイスによる複雑なアルゴリズムの高速実行、機械学習タスクの加速、最小限のレイテンシで大規模なデータセットを効率的に処理することが可能になります。
AI学習アクセラレータ FPGAは、AI学習においてCPUやGPUよりも優れたエネルギー効率を実証しています。eFPGA IPを用いて、CPUチップ内にAI学習アクセラレータを導入することで、この効率をさらに向上させ、より高度な性能、面積、消費電力を実現できます。 | 高度な暗号化 FPGA COTは、暗号化アクセラレータによく使われますが、ASIC/SoCとCOT間の通信がハッキングされ、システム全体のセキュリティが侵害されるリスクがあります。再構成可能なeFPGAをASIC/SoC内に搭載することで、この問題を克服できます。 |
カスタマイズ可能な CPU 高性能コンピューティング(HPC)アプリケーションでは、CPUの命令セットに1つ、2つ、あるいは複数の命令を追加することで、実行時間を大幅に短縮し、消費電力を削減できます。eFPGAをCPUに統合することで、命令セットを容易に追加できます。 | 将来のSSDコントローラ対応 近い将来、新しい形態の不揮発性メモリ(NVM)が、フラッシュベースのSSDドライブに取って代わる可能性があります。eFPGAをSSDコントローラ・インタフェースとして使用することで、将来のプロトコルに合わせて進化させることができます。 |
