〒225-0002 神奈川県横浜市青葉区美しが丘 2-21-10
inquiry@nextream.bz

IDS-Verify™

IDS-Verify™テストおよびテストベンチ仕様の自動化

IDesignSpec GDIおよびIDS-Batch CLIによって生成されるUVMモデルとC/C++ヘッダは、ソフトウェアがデザインを監視および制御するためのレジスタ・インタフェースを定義します。検証エンジニアは、デザイン内のレジスタとメモリの構成、プログラム、およびテストするために必要なUVMシーケンスを取得または開発する必要があります。組み込みプログラマは、システム検証や現場でのSoCまたはIPブロックを使用するために同様の機能を実行するC/C++コードを取得または作成する必要があります。

仕様とテストおよびテストベンチコード間の継続的な整合

検証チームとソフトウェア・チームがそれぞれの形式でシーケンスを手で記述すると、時間とリソースが無駄になります。解釈が異なる可能性が高く、仕様が変更されるたびに両チームの同期を維持することが難しくなります。

幸いなことに、Agnisysには、自動レジスタ・テスト、カスタム・レジスタ・ベースのシーケンス、シミュレーションでのテストベンチ、およびレジスタの形式検証のためのソリューションIDS-Verifyがあります。

IDS-Verifyが開発プロセスを強化する方法

IDS-Verifyを使用することで、デザインのカスタム構成、プログラミング、テスト・シーケンスを記述し、RTLシミュレーションですぐに使用できるシーケンスを自動生成できます。IDS-Verifyは単一のシーケンス仕様から、検証用のUVMシーケンスと関連するドキュメントを生成します。ループ、分岐、待機、呼び出し、スイッチ、マクロを含む豊富な言語とコマンド機能セットを使用してシーケンスを指定します。

SEQUENCE VIEW

シンタックスとセマンティックスのチェッカとデバッガ

IDS-Verifyには、シーケンス記述の高度な構文およびセマンティクス・チェッカが含まれており、一般的なユーザ・エラーを検出します。シーケンス全体が検証され、すべての問題の完全なリストを含むレポートがウィンドウ上に表示され、問題のある行へのクロス・ナビゲーションが表示できます。

検証用テストベンチの自動生成

生成されたUVMモデルとUVMシーケンスは、既存のSoCまたはIP向けのテストベンチとして簡単に組み込むことができます。ただし、IDS-Verifyは、IPおよびSoCデザインのすべてのアクセス・タイプと複数のアクセス・タイプを複合したタイプを使用して、アドレス指定可能なすべてのレジスタとメモリを自動的に検証するための、完全なテストベンチ・ベースの検証環境と、テストを自動生成する機能もサポートしています。

生成されたテストベンチは、バス・エージェント、モニタ、ドライバ、アダプタ、プレディクタ、シーケンス、および一般的なシミュレータ向けのMakefileなど、UVMに完全準拠しています。UVMテストベンチは、IDesignSpec GDIによって生成されたUVMレジスタ・モデルとRTL・デザインに接続され、プッシュボタンでの検証を実現します。

シーケンスの自動生成

IDS-Verifyは、IDesignSpec GDIでサポートされている多くの種類のレジスタに対して、レジスタ・フィールドのシーケンス、レジスタ・レベルのシーケンス、特殊なレジスタ・タイプの正/負のシーケンスなど、さまざまなシーケンスを自動生成します。

生成されたUVMテストベンチは、メモリとレジスタに加えて、デザインのシーケンス、構成、チェッカ、カバレッジ、アサーション、コンポーネント間が接続されています。

アサーションの自動生成

IDS-Verifyは、シミュレーションと形式検証の両方で使用するためにSystemVerilogアサーション(SVA)を自動生成します。

IDS-Verify のメリット

プロジェクト・チーム向けにこれらすべてのファイルが自動生成されるため、プロジェクトの初期段階で時間とリソースを節約できます。IDS-Batch CLIによって生成されるすべてのファイルは、手でコーディングする必要がありません。また、仕様通りにファイルが生成されるため、バグが排除され、検証作業が迅速化されます。

IDS-Batch CLIは、実行するだけで、関連するすべてのファイルを再生成できるため、仕様が変更されるたびにさらなる価値を提供します。

主なメリットは以下のとおりです。

  • 手作業での更新の手間を省き、すべてのチームが常に同期していることを保証
  • リビジョン管理システムのメイクファイルやチェックイン・スクリプトに簡単に統合
  • 継続的インテグレーション/継続的開発(CI/CD)フローに簡単に統合
  • 仕様が変更されるたびに、IDS-Batch CLIがコマンドラインで自動実行され、更新されたファイルを生成
  • 他のすべてのAgnisys製品も、IDS-Batch CLIを使用してコマンドライン・モードで出力を生成

ケース・スタディ