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SLX C/C++ 事例講演

Silexica SLX C/C++を活用した自動運転関連アプリケーションの並列化事例

今後、適用範囲の拡大や機能の高度化により、車載アプリケーションの処理量はますます増加する。処理量の増加に対し低コスト・高効率に対応するには、並列化によるマルチコア活用が必要になる。今回は自動運転関連アプリケーションを題材に、効率よく並列化するための、SLX C/C++適用事例を紹介する。本発表の事例では、ハンドコードおよびSimlinkモデルを適用対象とした。ハンドコードには、SLXが出力した3種の並列化リコメンデーション(DLP、TLP、PLP)を適用し、それぞれ適用前後の実行時間をシミュレートした。Simlinkモデルには、SLXが出力した3種の並列化阻害要因(RAW、WAR、WAW)に対するモデルの修正方式を検討・適用し、その結果からハンドコードと同様に並列化リコメンデーションを適用して、適用前後の実行時間をシミュレートした。適用の結果、実行時間削減の見通しとして、ハンドコードに対してDLPで34%、モデルに対して75%、対象アプリ全体としても33%、が得られた。さらにSLX C/C++への今後の期待として、PLPの有効活用についても述べる。

日立オートモーティブシステムズ株式会社 芹沢 一 氏氏
日立オートモーティブシステムズ株式会社
E/Eアーキテクチャ開発部
芹沢 一 氏

略歴

1995年 (株)日立製作所 システム開発研究所 入社
メインフレーム周辺機器や各種サーバ、エンタープライズストレージのOS、ドライバ、ミドルウェア、リアルタイムアプリケーションについて、性能改善などの研究開発に従事。
2019年 日立オートモティブシステムズ(株) 転属、主任技師(現職)
AD/ADASを中心とした車載ECUのソフトウェアプラットフォーム全般の先行開発に従事。
AD/ADASプログラムの自動並列化ツール適用方式・検証方式を開発中。

株式会社日立製作所 田中 勇気 氏氏
株式会社日立製作所
制御イノベーションセンタ 制御プラットフォーム研究部
田中 勇気 氏

略歴

2016年 (株)日立製作所 研究開発グループ 制御イノベーションセンタ 入社、2020年 研究員(現職)
組込みソフトウェア、ミドルウェア、ハードウェアの高信頼化、高速化、セキュリティの研究開発に従事。